賢者の五択

このコーナーでは、その道を究めたブロガーの方に、その分野におけるベスト5を選んでいただきます! 題字=岩科蓮花

第一回 『書道家蓮花の きょうの筆文字』の蓮花さんに選んでいただく「ちょっとした工夫で上手に書ける漢字ベスト5」

蓮花さんが選んだ「ちょっとした工夫で上手に書ける漢字ベスト5」

第一位
第二位
第三位
第四位
第五位

 というわけで、第一回目のゲストはクリエイティブ書家の蓮花さんです。書道の腕前は「師範」という彼女に「ちょっとした工夫で上手に書ける漢字」を選んでもらいました。まさに明日から即役立つライフハック記事です。目をフルオープンして読んでください。

「では、ランキングの発表の前に、きれいな文字を書くための基本をお話しておきますね。大切なことは『横棒は軽く右上がり』。そして『縦棒はまっすぐ』です。ここを注意するだけでもかなり上手に書けるようになるので、覚えておいてください」
了解。頭に叩き込んでおきます。それで1位は「二」とのことですが、これはどのへんがポイントですか?
「この場合、上の横棒と下の横棒におけるバランスですね。このようなケースでは、上の横棒は下に反って、下の横棒は上に反ると綺麗に見えます」
 なるほどぉ。「横棒は軽く右上がり」が基本だけど、このように並んで二本あるときは、変化をつけてやるわけですね。では、続いて2位の「安」はどこがポイントでしょうか。
「うかんむりの大きさですね。ここが大きいとバランスが悪くなるので、小さめに書くのがコツです。そして女の横棒は長めにすると不思議と字が整って見えます」
 肝に銘じておきます。次は「品」ですか。
「これは『品』だけでなく『森』や『晶』など同じパーツを3つ書く漢字における注意点ですが、それぞれの大きさを変えるとバランスよく見えます」
 ほぉ。どれを一番大きくすればいいんですか?
「一番大きいのは、上にのっている口ですね。そして左の口より、右の口を少しだけ大きく書くのがコツです」
 口の大きさなんて意識して書いたことなかったですが、書き順で言えば「大→小→中」ってわけですね。これはいいこと聞きました。次は「運」ですか。
「このポイントは『しんにょう』の書き方ですね。点を打った後、左から右。そして左にちょっと戻ってまた右に来ますね」
 えーと......ふむふむ来ますね。
「このとき、この右に来る横棒を普段よりも少し『車』のほうに伸ばしてあげるのがコツ。これでけっこうバランスがよくなります」
 これは初耳ですね。やってみます。
「ちなみに最後の払いは、一旦軽くとめてから押し出すよう右上にはらうのがコツ。車の字の横棒は等間隔に空きがあるとキレイですよ」
 わかりました。じゃ最後の「必」のポイントをお願いします。
「これは書き順ですね。カタカナの「ソ」から書き始めるとバランスがとりやすいですよ。書き順を覚えると、上手に書ける漢字がいくつかありますが、これはその典型ですね。あと『潟』とかも書き順を守ると綺麗に書けると思います」
 うーん。実に役立つベスト5、ありがとうございました。マジで字が上手くなった気分がしてきましたYO!

岩科蓮花(いわしな・れんか)
静岡県生まれ。書道歴25年。師範。
「書」の基本を大切にしながらも、季節感や立体感などをプラスして、より「伝わ る」文字を書くクリエイティブな書の数々は、ブログ「書道家蓮花のきょうの筆文字」で見ることができる。NHK教育ほか出演多数。

トラックバック(0)

この記事に対するトラックバックURL: https://sugoblog.com/mt/mt-tb.cgi/85

コメントする