フモフモコラム

「自分が面白いと思ったことを素直に書いているだけです。おっぱいの話が頻出するのは、僕の性癖のせいですね」
スポーツ見るもの語る者~フモフモコラム http://blog.livedoor.jp/vitaminw/

フモフモコラム インタビュー (1/5)

昨年は北京オリンピックが開催されたこともあって、スポーツへの関心がひときわ高い一年だった。そんな08年において、オリンピックにおける様々な競技はもちろん、サッカー日本代表の戦い、ボクシングの亀田兄弟の騒動から、スポーツ選手のゴシップネタまで、実に幅広いネタを独自の視点でコラム化し、毎月15本以上の長文記事をアップするという怒涛の更新を行なったのが、今回「スゴブロ2009」で第1位に選んだ『スポーツ見るもの語る者~フモフモコラム』である。

「スポーツに興味のない私でも大爆笑」なんてブクマコメントが相次ぐ、芸達者な文章はいかにして作られるのか。いったいどういったモチベーションで更新し続けるのか。そもそも「フモフモ」とはどんな意味なのか? いろいろ聞きたいことがあったので、インタビューさせていただくことにしました。

「このブログを始めたのは2005年の3月で、そのきっかけは『ブログが流行ってるから』という単純なものでした。最初からスポーツをテーマに決めていたわけではなく、ブログをやることありきで始めました。だから同時期に『自作ポエムを紹介するブログ』とか『身の回りの面白い事件を報告するブログ』、『今日食べたものを紹介するブログ』とか10個くらい作りました。そのなかで、今に至るまで残ったのが『フモフモコラム』だったわけです」

まず、ブログを始めたきっかけからお訊きしたのだが、その答えは、ブログブームに乗っかってという意外なものだった。とはいえ、あれだけ "言いたいこと"があるわけだから、スポーツについて一家言なかったわけではないようだ。

「スポーツ観戦はもともと好きで、家族に感想や批評を一人語りするのが日常でした。だからこのブログはそれを書き起こしただけです。日常的な行動だったからこそ、長く続いているのかもしれません。このブログが始まって一番喜んでいるのは、僕の真夜中の一人語りに付き合わなくてすむようになった家族でしょうね」

 さて、ここで「家族」という言葉が出てきたが、これは、『フモフモコラム』の"中の人"の家族を指している。と、こんな回りくどい説明をしたのは、このブログを書いている"本当の人"が別にいるからだからだ。

フモフモコラム写真1
05年3月に編集長自らが代表ユニを着こんで「日本VSバーレーン戦」を観戦に行ったときの貴重な写真がこちら。大一番を前にして緊張している様子がビシビシ伝わってきます!

「最近紹介していないので、ものすごく初期から読んでいた方しか知らないと思いますが、このブログを書いている"僕"はタイトル画像にいるヌイグルミです(そういう設定です!)。ヤマシロヤさんというメーカーから出ている『フモフモさん』というヌイグルミがありまして、アレはその中の一種なので『フモフモさんのコラム』なんです。一応名前も『フモフモ編集長』と決まっているのですが、キャラクター設定をキチンと紹介していないため、意味不明な画像になっていますね......」

 このようにあのコラム群を書いているのは、かわいいフモフモさんだったのだ(とはいえ"中の人"とか"フモフモさん"とかが、入り乱れると話がややこしくなるので、以下ではすべて「フモフモさん」としていきます)。ただ、「ものすごく初期から読んでいた方しか知らないと思います」という言葉にもあるように、05年の開始直後は、このフモフモさんが、実際に現場で取材していたりするのだ。

運命の3月30日、日本はホームに迎えたバーレーンを見事撃破!
ワールドカップアジア最終予選3試合を2勝1敗とし、目標のグループ2位以内に一歩近づきました。試合開始前のスタンドの様子。フモフモ編集長のテンションも上がりまくりです。

例えばこちらは05年3月30日にアップされた「中澤『神の手』! 日本幸運な勝利! バーレーン撃破!レポ」と題された記事の導入部なのだが、この記事ではフモフモ編集長が代表のユニフォームを着込んで現地観戦しているのである。

ただ、こういった編集長の取材風景は、今やあまり見ることはできなくなった。というのも、この『フモフモコラム』は、05年の開始当初と今とでは、だいぶその内容も変わってきたからだ。