週刊誌時評

ここでは週刊誌から話題の情報をピックアップしてご紹介します。みなさんが週刊誌に親しみを覚え、社会問題に関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。主におじさん週刊誌を紹介しますが、柔らかくしているのでちびっ子も安心です。月曜・火曜・木曜に更新予定です。

週刊誌時評『週刊文春』(10/16)

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今日は『週刊文春』。主な記事はこちら。

①麻生千賀子 VS 小沢和子  対決「女の一本道」
②世界的飲食店ガイドの新企画がなぜ長野県?
③仕事のはなし  中島 聡
④ホリイのずんずん調査堀井憲一郎
⑤文春図書館 『メジャーリーグ とても信じられない話』  ロバート・ホワイティング

今号は頭が皇室。あと小ネタが多かったっすね。そんななか政局記事で①が面白かった。麻生さんの奥さんは鈴木善幸元総理の3女ってことは有名ですが、小沢さんの奥さんが田中角栄の後援会の幹部で建設会社経営者の長女ってのは知らなかった。なんでも角栄の肝いりで見合いをして、角栄が自分の都合で式の日取りを決めたんですってね。そんな二人ですが、読むとどっちも肝っ玉が据わっていていい感じ。橋田寿賀子センセあたりが脚本書けばこれだけで朝の連ドラが出来上がりって感じで面白い。読み応えありました。

②は、ミシュランではなくザガットサーベイが長野版を作るというお話。なんでも長野は昔から食で注目を集めててレストランシーンも熱いんだとか。へー。今度行く機会があったら買ってみよ。

③は、一流の仕事人にインタビューする好連載。今号は、ウィンドウズ95などの開発の中心を担ったという中島聡さんというソフトウェアエンジニアのお話。いろいろ興味深かったですが、「高校時代にマイコンのプログラムを書いたら『月刊アスキー』に載り、それを機にアスキー編集部でバイトを始めたんです」という一文がいいなぁ。昔から活気がある雑誌の編集部ってこういう役割も担ってたんだよな。こういうところがパワーの源だった気がする。これから本気で雑誌を当てようと思っているところがあったら、編集部の開放とかやるといいと思うですよ。

④のホリイさんの連載は、ドラマについて。昔と今の視聴率の傾向を見ると、昔は1話の視聴率が高かったけど、今は最終回の視聴率が高いとらしい。結局、今は面白いという噂に途中参加している人が多いってことだけど、これってドラマに限らずなんでもそうかもなー。でもなんか寂しい感じがするなー。

⑤は書評で紹介されていた面白そうな本。ロバート・ホワイティングといえば『東京アンダーワールド』とか書いた人ですが、この人がメジャーリーグの裏話をつらつら書いているというこの本。日本のメジャーファンはNHKの影響で「明るく楽しい、皆様の大リーグ」というイメージだけど、そんなわきゃねーよ!って感じみたいね(笑)。これ面白そうだ。

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