週刊誌時評

ここでは週刊誌から話題の情報をピックアップしてご紹介します。みなさんが週刊誌に親しみを覚え、社会問題に関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。主におじさん週刊誌を紹介しますが、柔らかくしているのでちびっ子も安心です。月曜・火曜・木曜に更新予定です。

週刊誌時評『週刊文春』(10/30)

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今日は『文春』。主な記事はこちら。

① 麻生4兆円バラまきで繰り返されるあの「悪夢」
②本誌記者がナマで聞いた名言・失言・放言「大全集」
③ザ・ベストオブ「シネマチャート」
④夜ふけのなわとび林真理子
⑤著者は語る  西牟田靖

今号のトップは「 実録 これが「経済クラッシュ」だ」と題した経済ネタ。どれも陰鬱とした話でヤになるね。そんななか①のバラまき批判はもっともだな。あんな買い物券とかバラまいて景気をよくしようなんて、どんなに子どもじみた発想なんだ。ヤメてください。つーか、みんなちゃんと自分の仕事をしようよ。何にも作ってないのに、金だけ動かして儲けようという魂胆にお天道様が怒ってるの。ね!

んで、今号は創刊2500号だとかで、いろいろ特別企画をやっておって、そのひとつが②。タイトルの通り発言集なわけで、中曽根康弘「内閣の強さとメダルの数は正比例する」とか紹介されてたけど、数を集めすぎてて全体的に薄くて思いのほか面白くないな。なんでだろ。これだったら、巻頭&巻末でやってた美女グラビアの歴史のほうが楽しかったです。はい。

③も特別企画。「シネマチャート」という五つ星で映画を格付けする企画が30週年なので、過去の高評価作品などを紹介してる。ま、内容はさておき、池波正太郎がこのシネマチャートの評者を77年から86年までやってたの知らなかった。池波正太郎って映画評論会としても有名だったんすね。そうだったのか。これが発見でした。

④は、林真理子連載。蕎麦ネタだったのがタイムリー~。ま、内容的には蕎麦について『東京人』が特集してた&近くの蕎麦屋に行ったら見知らぬ二人が粋に相席してた。ま、それだけなんですが、蕎麦酒とかネタにしたお話はなんか読んでしまうね。好きだね。蕎麦酒。これから新蕎麦の季節。蕎麦酒道にまた励みたいと思います。

⑤は、著者インタビュー付きの新刊紹介。『誰も国境を知らない』というタイトルで北方領土から沖ノ鳥島、竹島などを旅した著者が日本の国境という概念を考えるというもの。旅と思考・考察を上手に絡めたと思わしきなんとも面白そうな本。これは読みたい。

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