週刊誌時評

ここでは週刊誌から話題の情報をピックアップしてご紹介します。みなさんが週刊誌に親しみを覚え、社会問題に関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。主におじさん週刊誌を紹介しますが、柔らかくしているのでちびっ子も安心です。月曜・火曜・木曜に更新予定です。

週刊誌時評『週刊文春』(11/20)

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今日は『週刊文春』。主な記事はこちら。

①"逆噴射"田母神前空幕長  「暴走人生」六十年
②小室哲哉逮捕に脅える「ごっつあんテレビマン」
③阿川佐和子のこの人に会いたい  角田光代
④さすらいの女王 中村うさぎ
⑤ホリイのずんずん調査堀井憲一郎

今号は、大ネタがなくって小ネタをたくさん集めてみました号でしたね。ま、①と②は内容的には、みんなご存知のネタですが、こうやって人物の横顔を見ていると、田母神さんも小室哲哉も人間的には悪い人には見えないね。やっぱ自衛隊のトップとかやっているとこういう考えもってないと、みんな付いてこないんだと思うな。ま、それがよい悪いは別として、そういうもんなんだと思うっす。

③は、阿川対談連載。今号は角田光代さん。この人、好きなんだよなー。小説は3冊ほど読んで、それ以来読んでないけど、人が好き。酒好きなところとか、毎朝6時に起きて仕事場に出勤、んで5時に仕事を必ず終えるスタイルとかも好き。この人、早稲田の一文卒なのね。なんかそれっぽいところも好き。応援してる~。

④は、中村うさぎ連載。買い物ネタとかホストネタとかもう飽きた感じで全然読んでなかったけど、ここ数週にわたって役所との「税金納めなさい!」戦争を書いてて、なんか読んでる。というか読んでしまうパワーがあるね。「毎月20万支払わないと差し押さえ」を宣告されたうさぎさん。役所に言って論争してますが、これ、前週のこと知らない人にとってみれば、まったく理解できない話なんだけど、ま、それはそれでいいんですかね。

⑤は堀井さん連載。アメリカがどのようにして州を50まで増やしたのかって話を書いてたんですが、その流れでとても面白いことを書いていた。
「テレビもラジオも電話もないときの投票なら、自分たちのエリアの信用できる人に票を託すほかはなく、それがいわゆる『選挙人』の制度なんだろう」。ふむ。ま、流れ的には、アメリカは日本でいう江戸時代から選挙を行なっており、その時代が選挙人という制度を生み、アメリカはなぜだか今でもそれに倣って選挙をやっているというお話。実に明快でわかりやすい。こういう話をテレビと新聞ではなぜできないのか。堀井さんGJ!

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