週刊誌時評

ここでは週刊誌から話題の情報をピックアップしてご紹介します。みなさんが週刊誌に親しみを覚え、社会問題に関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。主におじさん週刊誌を紹介しますが、柔らかくしているのでちびっ子も安心です。月曜・火曜・木曜に更新予定です。

週刊誌時評『週刊SPA!』(12/2)

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今日は『SPA!』。主な記事はこちら~。

①不況に便乗![暴落(バーゲン)不動産]安値買いの法則
②今こそ[経済反米主義]のススメ
③にあいこ=るリアル
④これでいいのだ
⑤ドン・キホーテのピアス

今号の4Cトップは①。こういう不動産の買い時情報というのは、週刊誌を延々何年も読んでいると、死ぬほど遭遇するわけだけど、実際のところこんなんで買うとか決める人いるんかなといつも思う。んで、いつも狙い時って書いてあるよね。本当か?

②は、タイトルとして立っていますね。経済をアメリカ主導のものから切り替えるという主張は、なんか頷ける部分が多い。なんか実体経済ではない部分が成長しすぎなんじゃないのかなー。よーわからんけどよー。

③は、江川達也さんの連載。定額給付金という愚作について触れて「景気を刺激するならクジで50人に1人に100万円を与えたほうがいい」と書いておられる(笑)。たしかにこのほうが景気はよくなりそうだけど、こういう素敵すぎる政策を国がやるわけはないよねwベンチャー企業じゃないんだからw個人的には、一人あたま1万2千円を市区町村レベルに一括であげて、自由にさせればいいと思う。個人に払うなら払うでいいし、病院建てるところはそうすればいい。んで、もっと地方自治とかそういうことに国民が関心をもつきっかけになればいいと思っておるんですけどね。ま、なんにせよこれはやめたほうがいいと思うわー。あと「定額給付金を遣ったプチ贅沢」みたいな特集を各誌で見たけど、どれもしょぼくてつまんないからもうヤメたほうがいいと思ったw

④は、坪内&福田対談。田母神問題について福田さんがこんなことを言っていた。「日常的に部下に命懸けさせてるわけですよ。(中略)その現場に対して『日本というのはクダラナイ侵略国家で......』と言うんじゃなくて『日本は歴史的にそこそこ順当なことをしてきた国だ。お前らプライド持って命がけの任務にあたれ』と司令官が部下を鼓舞するのは普通のことだから」。これはまったく同感。ああいう立場にいたら日本というものを誇れないと仕事になんないと思う。そういう意味において、この田母神さんという人は上司としていい人だったんだろうなぁと思うわけです。はい。

⑤は鴻上さんの連載。「大切なことはとてもシンプル」だと題して。仕事で必要なのは、体力と人柄。そしてずっとあとに才能だよってことを言っておられる。まったくそうだな。僕らの仕事でも、才能って一応、それなりの人間が集まっているところだと正直それほど変わらない。となると、納期(つまりこれが体力)と人柄なんですよね。まさにそうだと思うっす。この鴻上さんのコラムは、常にポジティブでいいですね。斜めから世の中を見てるコラムが多いなか、すごく前向きでいい。これから社会人になる若い人は、週刊誌のコラムはこの鴻上連載だけでも読むといいと思いますよ。

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