週刊誌時評『週刊ＳＰＡ!』(12/7)

今日は一日遅れだけど『ＳＰＡ!』。気になった記事はこちら～。

①「第一次世代大戦」～桂花ラーメン～
②実は楽勝！[市・区議会議員]当選ガイド
③沿線別[電車内のヤバい人間]図鑑
④仕事で恋愛で[残念な人]と呼ばれる男の共通点
⑤デジペディア

まず、①は城繁幸さんの連載ですが、ネタは「桂花ラーメン」。先日、倒産した（店舗は存続）老舗ラーメン屋ですが、昔は愛された老舗であっても「競争に敗れた企業が退出するのはとても健全なこと」という指摘は、頷くところあり。ＪＡＬのごとく公的資金を投入してどっしり居座れられるようなケースを考えると、ラーメン界というのはたしかに実力オンリーの適切な競争がなされている業界といえるなー。

②は、好企画。市議会とか区議会は、実は倍率が低く当選しやすいのでは―という導入から、議会での模様、そしてなかなか大変な仕事ぶりなど、地方行政に興味を抱くきっかけとしては、かなりよくできた記事。ＧＪ！

③は、定番企画ね。僕好きだけど沿線人間図鑑というのは、東京だけで成り立つ東京人が好きなお題。たしかにいろんなカラーがあるよね。

④は、『残念な人の思考法』などの著作が注目されてて、それの便乗企画なんですが、このタイトルワークが、新鮮というか時代を象徴してますね。昔はタイトルにネガティブなキーワードを付けると売れないとされていたんですが「残念な人」と付けたことで売れた。前から思うけど、今の世情は「得したい」というより「損したくない」という考えが多いですね。このあたり企画のツボかもしれません。

⑤は、デジタル系の連載なんですが、アップルではセクシー系のアプリが審査にひっかかって販売できない。そこで国産のスマートフォンであるアンドロイドで、このあたりを販売することができれば、日本の顧客の多くがこちらに流れてくるかもーという展望。これも一理あるし、アップルはアプリの申請が英語オンリーだったりと、この「申請」の部分が相当面倒で、アンドロイドアプリに流れている人も多いようですね。このあたり、どうなってくるのが注目してます。