週刊誌時評

ここでは週刊誌から話題の情報をピックアップしてご紹介します。みなさんが週刊誌に親しみを覚え、社会問題に関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。主におじさん週刊誌を紹介しますが、柔らかくしているのでちびっ子も安心です。月曜・火曜・木曜に更新予定です。

週刊誌時評『週刊朝日』(2.22)

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今日は『週刊朝日』。主な記事は以下。

①日本は「毒入りギョーザ」に何を学ぶべきか?
②(ワイド)日本の「食」を壊したのは誰だ!
③最高裁判所<疑惑の入札>-2009年度導入の裁判員制度は大丈夫?
④ 逮捕直前インタビュー、呆れた言い訳、前時津風親方激白150分
⑤「羊水腐る」発言の倖田來未が傾倒する奇妙な<信仰>の名前


やはり今回もギョーザ関連ネタがメイン。「被害はJTばかり極端分子の正体」なる記事もあり、JTだけが狙われる理由を追っているけど、結局「JTが狙われる理由はよくわからない」という結論。けっこうこの中国の工場とJTの関係はよかったみたいですね。というわけで謎は深まる一方というわけでした。

ま、この謎は謎のままだけど、今回は関連記事がよかった。なかでも②は秀逸。9人の「食」の専門家がそれぞれ私見を述べているのだけど、これがコンパクトながらもいいこと言ってます。

A食より携帯は<遠近感>がおかしい /B復活「赤福」に行列するノー天気 /C農業を破壊した<偽装農民> /D消費期限は「五感」で判断せよ /E自給率を低下させた後継者不足/Fその「おいしさ」は食品添加物 /G学校の授業で教えるべき「教育」/H「コシヒカリ」も中国産が流入 /I中国食材は「毒抜き」調理法で


Aは、青学の福岡伸一氏の意見。食は安ければなんでもいいといいながらケータイには2万も3万も遣う。要するに優先順位の付け方の"遠近感"がおかしいとのこと。ごもっともですね。Cの"偽装農民"の話も知っておくべき話。詳細は割愛するけど、日本の農業政策の拙さが今の現状を招いていると。んで、この根幹にあるのが「農協」の存在だったりするんですが、これについては立花隆が朝日新聞社から同名のルポを書いているので、興味のある人はどぞー。
ま、そんな感じでこのワイド特集はいいです。まとめてブックレットとかにして売ればいいと思うですよ。

次③は、裁判員制度のPRのために27億円の税金が投入された現状をルポしたもの。これは、魚住昭さんの名著『官僚とメディア』でも指摘されていたけど、このPRのために多額の税金が投入され、なおかつそれが広告代理店と地方紙あたりの大きな食い扶持になってたりするんですね。ふーむ。そもそもこの裁判員制度って、本当に必要なのか未だに不明。裁判員に選ばれたら「絶対誰にも詳細をしゃべってはいけない」らしいけど、絶対しゃべると思うなぁ。ねぇ。

⑤は最近話題の倖田発言について。タイトルからすると倖田がなんか変な宗教にでも入っていたみたいだけど、これはこの記事にコメントを寄せた唐沢俊一さんが提唱する「ピュア信仰」なるものを指すんですけどね、この話が、なんだかなぁ。

ピュア信仰とは私の造語で、一切の汚れを排除したキレイな自分を追及すること。公害が社会問題になった1970年代から見られる思想風潮で、実は倖田はそのシンボル的存在です。今回、ネットなどで彼女を過剰に批判している人々もピュア信者。エロを素直に出し、本音で語る倖田をピュアな存在としていたからこそ、『腐る』発言は裏切りに値した。ピュア信者にとってピュアでないものは攻撃の対象になってしまうのです」


「しまうのです」って言われてもなぁ(笑)。まぁ、そういう考え方もあるのかもしれんですけど、ネットで叩いている人たちは、彼女に"裏切られた"とは思ってないでしょ。ねぇ。

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