週刊誌時評

ここでは週刊誌から話題の情報をピックアップしてご紹介します。みなさんが週刊誌に親しみを覚え、社会問題に関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。主におじさん週刊誌を紹介しますが、柔らかくしているのでちびっ子も安心です。月曜・火曜・木曜に更新予定です。

週刊誌時評『週刊現代』(2.23)

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今日は『週刊現代』。主な記事は以下ですよ。

①中国産食品 137社「外食産業」全緊急調査
②逮捕されても帰らない17歳の凄惨「遺体写真」 
③「小泉新党」で政界大再編のカギは中川秀直元幹事長
④豪胆!「18歳」中田翔北海道日本ハム伝説
⑤海洋写真家・水口博也が「進化する日本の水族館」を活写!「水の中の友だち」


今後の力作はやっぱ①かな。表題通り137社に中国産食材の使用状況やその検査体制と今後の対応についてアンケートしております。ま、採取量が多すぎて「で、どうすればいいの?」という部分においては「各自で考えましょう」的なニュアンスだけど、これはこれで大切。詳細は見てもらったほうがいいけど、すごく大雑把に言えば「ファミレス・コンビニ・居酒屋などではほぼすべてが中国産を使用している」ということ。ま、調べるまでもないという感じだけど、対応がわかれるのはその検査を輸入元などに任せているのか、自社でやっているかという点かな。

ま、でもこういうの見て「コンビニAには行くけどBには行かない」という対応ってなんか非現実的な気がする。「お昼はコンビニのおにぎりでもしょうがないけど、夜は自分で作ろう」とか、こういった自己対応をしたほうがいいと思う。あまり個別の細かい部分で、神経を遣っても意味ないしね。ま、これから食に対してどういうスタンスでいくのかは、みんな一度考えたほうがいいのは、間違いない事実。ただ、「安全で安くて美味い」というのは、あり得ないので、そのへんは理解しておきたい。あと、今回のアンケートで「無回答だった外食チェーン」を実名で発表しているけど、こういうのはアリだと思う。

②のネタは『現代』がずっと追っていた時津風部屋の事件が、ようやくリンチ殺人として逮捕に至った経緯とその内情を書いたもの。事件が発覚した当時から、遺体写真を再現したイラストなどを掲載してて「こりゃどう見ても殺人だよな」という見解が多かったけど、今になってようやく逮捕されたことには、疑問を抱かずにはいられない。

「なぜ逮捕までにこんなにも時間がかかったのか。相撲界が政治家や警察に圧力をかけたんじゃないかと疑います」

 

とは、お父さんの弁だけど、まさに同感。このあたりの事情にこれからメディアがいかに迫れるかがひとつのポイントだろうなぁ。

③は、ガソリン税の問題で「年度内に一定の結論を得るものとする」という玉虫色の結論から、今後政界再編があると憶測する記事。ま、記事自体にそれほどのバリューがあるわけじゃないけど「小泉新党」とか「小池新党」とか「平沼新党」とか記事が出るとつい読んでしまうね。やっぱみんな新党を求めてるってことかもしれませぬ。

⑤は、巻頭のグラビアだけど面白い。今、旭山動物園が始めた、動物本来の生態を引き出す「行動展示」というのが注目されているけど、これは水族館でも行なわれていて、各地に進化した水族館ができている模様。なんかでも「幸せのリング」なる輪っかを吐き出すベールガがいる「島根県立しまね海洋館アクアス」が人気だとか。島根が水族館で注目を浴びるとは、いいんじゃないですか! これから注目したいと思います。はい。

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