週刊誌時評

ここでは週刊誌から話題の情報をピックアップしてご紹介します。みなさんが週刊誌に親しみを覚え、社会問題に関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。主におじさん週刊誌を紹介しますが、柔らかくしているのでちびっ子も安心です。月曜・火曜・木曜に更新予定です。

週刊誌時評『週刊文春』(3.27)

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今日は文春。主な記事はこんな感じ。

①福田政権「脳死状態」でニッポンは全身マヒ
②自民府議も呆れる橋下知事は「クルクル王子」
③米国人記者が採点する「日本人メジャーリーガー」
④大勝軒ブームを叱る「つけめん」にはもう騙されない!
⑤切捨て御免! 食味探検隊

①は、タイトル通りに政権批判。福田さんって、あれですね。こういう批判記事もつまらないねw 華がないわぁ。なんだろ。主張が何もないように見えるかならな。そんで②は、橋下知事批評だけど、やっぱこの人のほうが面白いという観点から見れば面白いね。ちなみにこの「クルクル王子」というのは、言うことがクルクル変わるからという意味のネーミングのようですね。この人、なんか見ていると、全部知っているとか、全部理解している風を装うのに精一杯って感じがすんなー。今まで弁護士やってて、急に知事になったんだから、わからないこととか、素直に言えばいいのにね。

③は野球。今週の週刊誌は、メジャーも日本のプロ野球も開幕するから野球ネタが多かった。どこでもやってたね。ただ、僕はもうサッカー派なので、サッカーのお話を週刊誌で読みたいんだけど、どっこもやらないのは、何で? やっぱ人気ない? オジサンは野球? そろそろサッカーでもいいと思うんだけどなー。

④は、今号いちばんわらった記事。何がわらったって、このつけめんを叱りたいのが、文春の編集長だってところ。

「名店と言われるところを片っ端から食べたけど、『つけめん』って許せないんだよ! 最初の三口くらいまでは美味しいんだけど、冷たい麺を入れているうちに、つけ汁が冷めてしまって味が急激に落ちてくる」

ま、こんな感じで一人で怒っている編集長(笑)。「小誌は『つけめん』の美味いまずいを云々するつもりはない。『つけめん』のあり方そのものに疑問を呈したいのだ―ー」とか、何か普通の人にとっては別段どうでもよさげなことを、力説してます。「小誌は」とか書いているけど、そんなこと思っているのは、アナタだけでは?って感じ。


んで、この結論は気になる人だけ見ればいいけど、こういうスタンスってけっこう大切な気がする。昔は、「雑誌は編集長のもの」って言われて、編集長が面白いと思ったものは、何でもやるって姿勢が多かった。「どこでも流行ってないけど、俺が面白いからやるの!」って姿勢ね。

だから、昔の雑誌って、時代の発信地になれたんだと思う。全然、見向きもされなかった企画もたくさんあるけど、とにかく「オンリー」なことにこだわっていたから。

でも、それがデータとかで雑誌を作るようになって、そんなテイストが薄れたよね。これはとても雑誌にとって致命傷だと思う。だから、この文春の編集長が「つけめん」に怒って、新入社員の編集者がいやいや手伝っている感のするこの企画は大いにけっこうだと思うのであります。ズルズル。

⑤は、レビュアーが交代で気になる店に行った探訪記を書く連載なんだけど、何気に愛読してます。今号は、僕が気になっていた鶏鍋の店が二店載っていたので、自分用にメモ。神楽坂の「三菊」恵比寿の「軍鶏丸」。旨い鶏、食べたい。ケコケコ。

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