週刊誌時評

ここでは週刊誌から話題の情報をピックアップしてご紹介します。みなさんが週刊誌に親しみを覚え、社会問題に関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。主におじさん週刊誌を紹介しますが、柔らかくしているのでちびっ子も安心です。月曜・火曜・木曜に更新予定です。

週刊誌時評『週刊ポスト』(3.7)

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今日は『ポスト』にしてみました。主な内容は以下。


①本誌前号「駐車場ビジネス」スクープで国会紛糾!「ガソリン税」1924億円を食い潰す道路天下り役人31団体「給料ボーナス 退職金」全リスト
②私を壊した人気タレント高橋ジョージ、仮面の下の薄笑い
③「井沢元彦VS松平定知「秀吉 謙信 信長に学ぶ戦国武将のビジネス訓」
④胃袋に消えた 第2回 東京マラソン
⑤「畳の和室で勉強すると子供の頭が良くなる!」

①はガソリン税が、国交省傘下の関連団体への補助金などに多額投資されていることを問題視した記事。「これがガソリン税を食い潰す道路ファミリー31団体だ!」なんて表もあって、ま、たしかに税金の無駄遣いがあるように思われる。それは感じるね。ただ、この役人とか政治家が金をもらいすぎ論は、見方が偏っている気がするんだよなぁ。議員宿舎が豪華すぎるってのも、よく問題視されるけど、話が小さいでしょ。個人的には、政治家も役人も国のために働く人がいい暮らししたりいい給料をもらうことは良いことだと思う。やっぱり有能な人が国のために働いてその結果それなりの報酬をもらうことには、意義はないです。なんか俺たちも貧乏なんだから、役人とか政治家も貧乏しろって議論は、生産性がないですよ。庶民の憤懣が政治家や役人の生活に向くってのは、昔からある話だけど、そこから何かプラスに転換した話は聞いたことがない。こういう企画より、役人の生活を追って、これは民間企業の仕事にしたら年収●円に相当するとか、そういう現状分析でもしてもらったほうがよっぽど味のある企画だと思うですけどね。
②はまあ、最近テレビでよくみかける高橋ジョージバッシングって感じでしょうか。昔のバンドメンバーの方が実名で告発されておられる。ま、あんまりどうでもいいけど、「歯に衣着せぬ言動でオピニオンリーダー的な存在感さえ漂わせている」という前フリはなんかダウトじゃないですか。なんとなく、ちょっと若い内田裕也みたいなポジションのような気がしてますけどね。
③は、渋い歴史もの。いいねぇ(笑)。切り口と内容ともに、新しさはあまりないですが、こういう永遠のベタがいいのです。はい。ただベタながらも、このベタネタは初耳だったので書いておこ。

経済状況と、三大武将への好感度はシンクロするという方もいます。日本の経済の混乱期には信長が、成長期には秀吉、安定期には家康が好まれるというのです。


もうベタベタな論理ですが、こういうのが好まれるんですよねぇ。
④は、東京マラソンを紹介するグラビア。先週から各誌がこぞってこのマラソンをネタにしてたけど、みんな意見を同じくしてたのは「日テレ調子に乗りすぎ」というものw ま、アナウンサーを10人だして、24時間テレビののりで放送してたのは、たしかにゲンナリだしなぁ。というか、こんな放送が視聴率よかったのが不思議。なんでだろね。「なぜ人はマラソンを見るのか」という新書を書けば売れる気がするね。⑤は、なんかありがちな提言。畳の主原料であるイグサに含まれるフィトンチッドとかが交感神経に作用してどうだこうだとか書いてあります。ま、真意はよくわからんですが、最近、こういう「子供に効く」とかいうネタが多いねぇ。何を信じればいいのやらで、いちいち反応してたら身が持たない感じ。何かにすがりたい気持ちはわかるけど、大人の対応をしたいところですね。ほい。

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