週刊誌時評

ここでは週刊誌から話題の情報をピックアップしてご紹介します。みなさんが週刊誌に親しみを覚え、社会問題に関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。主におじさん週刊誌を紹介しますが、柔らかくしているのでちびっ子も安心です。月曜・火曜・木曜に更新予定です。

週刊誌時評『週刊文春』(5.29)

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今日は『文春』。主な記事は以下。

①「マグニチュード8」驚愕の全内幕スクープ 「極秘指令」福田官邸が緊急分析した「中国大震災」
②四川現地ルポ 瓦礫の下の「死者5万人」青沼陽一郎
③おバカタレント「史上最低の決戦」
④横峯良郎さくらパパに民主党幹部が「次はアウトだぞ!」
⑤タスポが町のたばこ店を廃業に追い込む


やっぱり今日は地震関連の①②あたりが注目。さすが文春だね。巻頭の特集と巻末のモノクログラビアでじっくり地震記事やってます。まず、①の「福田官邸」云々というのは、地震発生直後に、福田さんが各省庁に情報を集めて分析するように命じて、そこでどういうネタが上がったのかというお話。んで、ここで真っ先に報告されたのが「核施設の被害情報」というのだから、恐い恐い。アメリカから報告された情報によると、被害エリアにある核施設では資材や部品が散乱しているという。ふーむ。衛星かなんかの情報なんだろうけど、これ場合によっては大破しているとも考えられるわな。でもそれ以上の情報はないので、今のところこの話は止まっているけど、近々なんか報道が出るかもしれんね。あといろんな報告のなかで、「なぜ中国の人民解放軍がなかなか震源地に入れないのか?」という疑問が出ているという。みんなニュースで、飛行機の上からパラシュートで落下している映像を見た人も多いと思うけど、あれも不思議なお話のようだ。「4千メートル級の山岳地帯ゆえ、空気の薄い5千メートルから落下している」なんて言われていたけど、このことからして専門家かすれば謎らしい。なんでそんな高度から? しかもたいした荷物も持たずに大丈夫なのか? こういった観点から考えると、あの空挺部隊のニュースも"国策的な演出"なんでは?という疑問にたどり着くという。たしかになんでヘリコプターで行かないのだろうか。ブロロロ。。。

②は現地ルポ。青沼陽一郎さんと、飯田勇さんが行かれているようですが、ホント、こういうときに現地入りするジャーナリストの人とか頭が下がる。んで、報告もリアルリアル。現地には、外国人は入れないから中国人のふりして入ったとか、衛生兵からいきなり消毒液をぶん撒かれたとか、美談の裏で犯罪も横行しているとかそんな話がいろいろと。まだまだ情報が少ないけれど、これから日本の救援隊に同行していた日本のメディアがなんか流していくのか注目しておきましょう。

ま、あとは軽く~。③は、前から言ってるけど、この「おバカ」とかほんとどうでもいいし、いい加減にしろって感じ。子供が下ネタを言って大人が軽く笑った。すると子供が調子に乗って言い続けている感じがすんなー。「ウンチウンチ!」とか言ってゲラゲラ笑ってたら、大人は「いい加減にしろ!」って怒るよね。それに似ている。いい加減、怒るよ。
「おバカキャラばかりが目立つテレビを娯楽として消費するのは、もう知的貧困層だけです」とは小田嶋隆さんのお言葉。前も書いたけど、ホントに問題なのは、知識格差なんだよな。ホント。

④は、前号で、アホ丸出しだったさくらパパの続報。愛人の告発記事を受けた横峯の態度を某議員はこう言ってるようですよ!「まったく反省している様子はありませんね。先輩議員から『大変だなぁ。大丈夫なのか、家の中は』と訊かれ、恐縮するのかと思いきや、胸を張って『大丈夫です。家族には(記事は)全部ウソだと言い切ります』と答え、周囲を呆れさせた。登院停止を伝えられても本人は『休みが取れる』と喜んでいるそうですよ」。......。もうこのオッチャンやめさせないとダメでしょ。。。

⑤は、タスポネタ。このタスポも端から見ていると、ほんとバカバカしい。未成年にタバコを買わせないことのために、なんでこんな大掛かりなことをしているのか。こんなこと道徳で抑制すべきだし、子どもは、そういった"いいつけ"を破ることで、なんとなく自制心が芽生えるもんでしょ。あと、タバコでやんなら、酒でもやれよーって疑問もつきないし、結局、こんなのどっかの代理店とメーカーだけが儲かっただけってオチなんじゃないの? ネット見ていると、若い連中の大勢として「嫌煙」だし、ここんところ若い者の喫煙が問題になっているわけでもないのに、ほんとナンセンス。なんだかなー。

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