週刊誌時評

ここでは週刊誌から話題の情報をピックアップしてご紹介します。みなさんが週刊誌に親しみを覚え、社会問題に関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。主におじさん週刊誌を紹介しますが、柔らかくしているのでちびっ子も安心です。月曜・火曜・木曜に更新予定です。

週刊誌時評『週刊文春』(6/26)

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今日は文春。主な記事はこちら。

①「拉致交渉の崩壊」全深層「国交正常化なくして拉致解決なし」
②メタボ健診だの、後部シートベルトだの、傘さし自転車禁止だの お上がごちゃごちゃうるさいぞ!  徳岡孝夫
③ 秋葉原殺戮  5000件ケータイ書き込みの「病理」を読む
④ 宮崎 勤死刑執行 「鳩山法相 VS 人権派」 水面下の攻防 全部書く!
⑤著者は語る  団 鬼六

巻頭は①。なんか誰が頼んだのかよくわからないけど「よど号」の犯人を帰してくれるとか、どこまで頑張るのかわからないけど「再調査する」とか言ってる北朝鮮問題。この記事をざっと読んだ感じでは、これからが本当の交渉で、おそらく水面下でいろいろ動いているというもの。ま、そだよなー。外交官とかも馬鹿じゃないでしょうからねー。結果に期待してます。ところで、ふと思ったのですが、「よど号」の「よど」って何ですか? 鳥ですか? そんな鳥いるのか? 地名? 淀君?

②は、今号で一番面白かった記事。この徳岡孝夫というオッチャンが、タイトル通り「お上はゴチャゴチャうるさい!」って言っておられるw あの日曜日の朝に「活!」とか言ってる張本には、まったく共感するところが少ないけど、この人のスタンスはいいなぁ。達観したオッチャンとかお爺さんの意見は、芸だし深みがあるね。塩爺とかもこのパターンね。こういう人、テレビに出てたら楽しそう。何があっても「そんなこともありますよ。ふぉふぉふぉ」とか言ってて。キッチリしたがるオバサンはキー!ってなるけど、見てて気持ちいい。後部座席のシートベルトねぇ。必要なのかねぇ。

③は、アキバ事件について、今号はこんな形でやっておられた。佐藤優さんが「現代の『罪と罰』だ」と題された意見を出していた。「政府はこの事件を『国家の危機』と捉え、本気になって分析と防止策に乗り出すべき」と言っておられる。ふむ。ここで思ったのが、こういう事件の心理分析をすることによって、後年の犯罪抑制にどのような効果が具体的にあるのか知りたい。官僚だった佐藤さんが言うのだから、国家レベルでいろんな対応がなされてきたんだろうけど、あんまり知らない。どういうことができるんだろうか。。。今度調べてみよっと。

④は、内容よりも、早さに驚いた。これって水曜日の朝じゃないっけ。発表されたの。つーことは、火曜日の夜にはキャッチしてそれから書いて木曜日の今日発売ってことかな。スゲー!

⑤は、鬼六先生が『我、老いてなお快楽求めん』という本を出したことで、インタビュー。鬼六先生って、末期の腎不全で死の宣告を受けてたんですねー。知らなかった。それでも、タバコは2箱とか。でもアソコが勃たないとか言ってるw この人もいいですよねー。達観してるし、やっぱかっこいいわ。鬼六先生と、渡辺淳一センセをクラブで酒飲ませながら、ニュースのコメンテーターとかやればいいのにね。絶対、見たい。北方センセでもいいなぁ。こういう人にはもっとメッセージを発信してもらいたいッス。そういや、昔、『タイトル』という文春の雑誌で「地獄で鬼六」という人生相談みたいなページがあって好きだった。もうないけど。ね。

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