週刊誌時評
ここでは週刊誌から話題の情報をピックアップしてご紹介します。みなさんが週刊誌に親しみを覚え、社会問題に関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。主におじさん週刊誌を紹介しますが、柔らかくしているのでちびっ子も安心です。月曜・火曜・木曜に更新予定です。
週刊誌時評『週刊現代』(6/28)
今日は『週刊現代』。主な記事はこちら~。
①秋葉原通り魔 弟の告白「狂気の兄と、歪んだ母の愛」前編
②大特集 第1弾 地方分権の時代に わが故郷を語る あなたのふるさとは輝いていますか
③トップ企業149社「使いたくないCMタレント」男女ワースト20
④ペ・ヨンジュンが語り尽くした「結婚」「政界進出」「役者魂」
⑤滝川クリステル「中田英寿の本命」ってホント?
今週の週刊現代のトップはアキバ事件。ま、週刊誌の進行からすると当然だけど、土曜日にあんな地震があると、だいぶ昔のことのように思えてくる。本当に今年はいろんな事件や事故が起こる年。オウムと淡路の震災があった95年もいろいろあった年と記憶しているけど、今年もそういうイヤな当たり年っぽいなー。
んで①。アキバ事件について犯人の弟が心境を独白というわけで、いろいろ語っている。なかでも注目すべきは、この兄弟は、母親から中学時代まで異性交際禁止とかテレビ禁止などいろいろ規制を受けていたということで、こんなことを言っている。「"オタク殺人者"などと犯人は呼ばれていますが、子供のときは『オタク』と呼ばれるような要素は皆無でした」。なるほど。まあ多くの人が感じていることでしょうが、あれくらいのことでアキバ系とかオタクとか言われてもって感じはするよなぁ。わりと平凡かと。ま、それはさておき、この弟の告白で変な感じがするのは、兄のことを終始「アレ」とか「犯人」と呼ぶこと。兄が卒業してから7年間も一度も会ってないこと。あと、兄の犯行だとわかった瞬間に、自分にとって生きる意味とまでいう会社に辞表を提出したとあるんだけど、これはどうなのか。そういうものなのか。うーむ。むむむ。これ、前編とあるから来週もあんのか。一応チェックしましょうかね。それ以外のアキバ事件関連は、わりと平凡的でした。はい。
②は、企画の大枠は良いと思うんですよ。ただ、なんか提言者の人選&言わしっぱなしな感じが、これでいいのかなぁと思う。例えばこんな感じなんだけどなー。
●新潟 田中眞紀子(衆議院議員・元外務大臣) 越後で作りたいのは「道路」より「お米」、徹底した分権こそ地方を蘇らせる
●愛媛 二宮清純(スポーツジャーナリスト) 「四国・九州アイランドリーグ」野茂獲得で野球王国復活
●長野 峰竜太(タレント) "信州の奇跡"過疎を克服した「下條村」に学ぶ智恵
●北海道 手嶋龍一(外交ジャーナリスト) 世界に通用する「道産子スピリット」で北海道は独立を目指せ
●東京 林家正蔵(落語家) 今こそ"江戸ルネッサンス"地方と"粋"な対話を
●山形 佐藤唯(お国言葉アイドル) 全国の田舎の人、山形の『放言博覧会』さ来てけろ
●千葉 千葉真一(俳優) 房総半島のど真ん中に日本のハリウッドを作る!
なんかなー。「故郷」というテーマはいいと思うんだけどなー。こういうテーマで有名人を使うのって、なんかダサい。ダサいわー。林家正蔵が「 今こそ"江戸ルネッサンス"地方と"粋"」とか言われても、もう読む前から犯人がわかっているミステリみたいなもんじゃね? そんなネタよりも、もっと地方色があるリアルな取り組みとか紹介してくれたほうがなんぼかいいわ。ね。
で③④⑤はクリッピングしてみたんだけど、どうでもよくなったからこれでオシマイ。ちなみに③の1位・女性は「神田うの」。男性は「清原和博」なんですけど、なんかどうでもよかったねー。やっぱオシマイにしよー。
※最近、『週刊現代』&『週刊ポスト』がつまらないので、これから月曜日はなんとなく休載方向で行きます。代わりに『文春』と『新潮』について書こうと思うので、月曜日の代わりに金曜日にアップしようかと。誰に宛てたわけでもないご連絡でした。
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