週刊誌時評

ここでは週刊誌から話題の情報をピックアップしてご紹介します。みなさんが週刊誌に親しみを覚え、社会問題に関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。主におじさん週刊誌を紹介しますが、柔らかくしているのでちびっ子も安心です。月曜・火曜・木曜に更新予定です。

週刊誌時評『週刊文春』(7/31)

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しばらく京都に行ってたので更新が滞ってましたが、今日から再開。というわけで、今日は帰りの新幹線の中で読んだ『文春』です。主な記事はこちら。

①「大不況」「インフレ」政府はなぜ何もしないのか財界三首脳が憂国の緊急提言!
②パラレルターンパラドクス 福岡伸一
③チベットラサの「今」を撮った!
④今時の「すごい写真」は本当に凄い!
⑤石垣島撮影!  小林麻央

トップは①の経済提言。
御手洗冨士夫(日本経団連会長)
鈴木敏文(セブン&アイ・ホールディングスCEO)
丹羽宇一郎(伊藤忠商事会長)
というお三方の提言だけど、なんだか何か言ってるようで何も言ってないような提言だなぁ。鈴木さんなんて「世の中を明るくする政策を」だもんなー。そんなの誰でもそう思うし、そうしたいけどできてないから「なんか策はないかと」聞きに行ったのにね。そんななか、丹羽さんの「日本再生は中小企業と農業から」というのは、至極まっとうだけどなかなかいいお話。このなかで地方分権を進めているけど、中央官庁が反対してどうにもなんねーって話がある。いろいろ省庁の利権があるんだろうけど、地方分権はぜひやってもらいたいと思うなー。「ウチの県は大学の進学率が一番低いけど、職人の割合がもっとも高くって20代の平均年収は全国で3番だよ!」とか、こういう特性が出てきたら、いろいろ若者も希望が持てると思う。「東京とそれ以外」じゃ選択肢が少ないよ。地方分権、大賛成!

②は、最近好きな福岡ハカセの連載。サミットにおける環境対策のグタグダぶりから、福岡センセがルネ・デュポスという環境思想家の名前を思い出すんですが、この人の考え方がわかりやすくていぃ!「負荷をかけないというのは、環境の有限性を自覚しながら環境の循環性を妨げないということである」こんな考えのもと、彼が主張し続けた提言が「Think globally,act locally」ヒュー! これはまさにその通り! なんか、遠い外国に花を咲かせるために、ペットボトルのフタを送るとか、そういった類の運動って、やっぱ変な感じ。活動は自分の地域に密接した部分でやりたいよね。

③~⑤はモノクログラビア。③はラサへの潜入記。なかなか読ませます。④は、朝日出版社が今度出す『この写真がすごい2008』という本の中の不思議な写真のご紹介。タイトルに既視感があるけど、この本、面白そうだじょ。⑤は、この娘さんのキャスターっぷりが大嫌いです。と言いたいためだけにピックアップしただけ。今日は疲れたからショートバージョンでした。おやすみー。

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