週刊誌時評

ここでは週刊誌から話題の情報をピックアップしてご紹介します。みなさんが週刊誌に親しみを覚え、社会問題に関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。主におじさん週刊誌を紹介しますが、柔らかくしているのでちびっ子も安心です。月曜・火曜・木曜に更新予定です。

週刊誌時評『週刊新潮』(8/14-21)

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今日は『週刊新潮』。主な記事はこちらー。

①「解散はあなたの手で」 福田総理は「禅譲」を麻生氏に約束した!
②それでも「スピード社」の水着を着ないスイマー
③「ビンラディン100人作戦」が北京五輪を襲う!
④売上げ「1日420万円」登場で駅ナカ「コンビニ」乱戦
⑤次男が見た「自決前日」の近衛文麿

今号のトップは①の政局ネタ。文春は麻生太郎のインタビューだったから、バリューで考えりゃ文春のほうが勝ちですな。ま、この内閣改造、なんか意味がよくわからんですなー。勝谷誠彦さんがラジオで、この内閣改造を「船場吉兆内閣」と言っていた。その心は「使いまわし」だとかw

②はオリンピックのコネタのなかのひとつだけど「スピード社」の水着を着ない日本人って5人いるんですってね。そのうちのひとり女子平泳ぎの金藤理絵って選手は「レーザーレーサーを着ないで勝ったらカッコイイじゃないですか!」とそのシンプルすぎる理由を語っていた好感度アップ。個人的に応援します。

③は、五輪は五輪でもテロネタ。東トルキスタン・イスラム運動ってのがテロを画策していて、その名も「ビンラディン100人作戦」なんてのを目論んでいるという物騒なお話。実際、ウイグルでも警官16人も死んでたしのぉ。だ、大丈夫かねと言いながら五輪の開会式を見てたけど「紙は中国のもの!」「羅針盤も中国のもの!」という主張がなんか笑えましたw で、追記だけどいきなりアメリカ人が中国人に殺されてて大丈夫かよ。というか外部のテロより警戒すべきがあるようですね。

④は、駅の構内にあるコンビニが好調で、セブンが1店舗あたりの1日平均売上高を10年守り続けてきたのに、JR東日本系列の「ニューデイズ」に明け渡したというお話。たしかに駅中のコンビニっていっつも満員だもんなー、ちなみに、一番売れているのは東京駅構内の「ニューデイズ八重洲南口店」で1日420万、年商で15億だとか。すげーな。なんか知らないですけど、こういう「一番売れる店」話が昔から好きです。

⑤は「特別読物」というわけで、東京裁判の前に自殺した近衛文麿物語。詳細は興味ある人はどうぞって感じですが、この近衛文麿が自殺した荻窪にある「荻外荘」(てきがいそう)という建物が興味深い。吉田茂が戦後居候していたとか、山本五十六とか東条英機がよく通ったとか、昭和史に残る会談がいくつも行なわれたらしい。ちなみに名付け親は西園寺公望だとか。ネット見ると「見学はできない」らしいけど、外観だけでもいつか見に行きたいなぁ。最近、古地図ブームですが、昭和史の名跡ってあまりスポットが当たらないから、このあたりテーマにして本とか作りたいな。

で、この新潮も含めて週刊誌は今号が軒並み合併号で来週はお休み。というわけで、この「週刊誌時評」も来週はお休みしまーす。ではでは。

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