週刊誌時評

ここでは週刊誌から話題の情報をピックアップしてご紹介します。みなさんが週刊誌に親しみを覚え、社会問題に関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。主におじさん週刊誌を紹介しますが、柔らかくしているのでちびっ子も安心です。月曜・火曜・木曜に更新予定です。

週刊誌時評『週刊文春』(8/7)

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今日は『文春』。主な記事はこちら。

①ジャニーズに官邸が助けを求めた! 
②通り魔事件  遺族たちの耳を覆いたくなる悲鳴
③被告が履く「革靴のようなスリッパ」
④北京五輪「完全メダル予想」
⑤仕事のはなし  松尾スズキ

トップは①。別にどうでもいいような話だけどね。このジャニーズ云々というのは、福田さんの人気不足に喘ぐ官邸が、ドラマで首相役をやったキムタクに来てもらってイメージアップを図ろうとしたけど、ジャニーズに断られたというお話。ったく、そんなことでイメージアップを図って何になるんだろうかな。この「ジャニーズに官邸が助けを求めた!」というのは日本語的におかしい。本当は「官邸がジャニーズ助けを求めた!」が正解。でも雑誌のタイトルとしては、現状のほうがキャッチーな単語が目につくから正解なんだろね。このあたりが雑誌のテクです。そういやジャニーズといえば、嵐の騒動が勃発中。来週、ジャニーズの天敵である文春さんが、何を書いてくるのかちと興味深いですな。

②は、最近続発している通り魔殺人について。ちょっとこの記事と離れるけど「誰でもよかった」と殺した場合って、罪がもしかしたら軽くなったりするのかなぁと思案してみたり。というのは、殺人って「計画性」などがわりと量刑に影響を与えるけど「咄嗟に誰でもいいから殺した」って、計画性の片鱗もないからね。でも、こういうことで罪が軽くなるのは、なんとも理解しにくい。と、考えると量刑を考える基準も裁判員制度の導入で変わるかもね。

③は、裁判がらみで、コネタですがご紹介。巻末のモノクログラビアに載ってたネタなんですが、前からみると革靴なんだけど実はスリッパでしたーって商品を法廷で使おうという案が出ているらしい。なんでも、被告人は、逃走を容易にするからという理由で靴の着用を禁じられているから、法廷ではスリッパを履いているんだとか。本当にあるのかな、法廷から逃げたケースって。んで、このスリッパが「印象が悪く、裁判員に予断を抱かせる恐れがある」ってことでこの革靴スリッパにするというお話でした。どんな予断なんだよ(笑)。

④は、まったく盛り上がってこない北京五輪ネタ。でもメダル予想はちょっとは面白いかな。文春の予想は金8銀6銅7だって。ま、今回は、メダル云々よりも、みんなが全員無事に帰ってきたら金メダルってことで。ね。

⑤は、毎号楽しみなインタビュー。今号は、松尾スズキさん。ふむ。ただ、この人を好きな人って多いけど、コラムとか見るかぎり、僕は全然ピンとこない。前から。んで、この原稿のなかで30歳のときに、『Hanako』にエッセイを書いていたときは、編集者がつきっきりで原稿のやりとりをしてくれて、1800字の原稿を丸3日間かけて書いていたという話があった。やっぱり、そういう熱のある編集者といっしょに書いてこそ面白かったんだと思う。今の松尾さんの原稿は、やっぱり書きっぱなしなんじゃないかなぁ。

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