週刊誌時評

ここでは週刊誌から話題の情報をピックアップしてご紹介します。みなさんが週刊誌に親しみを覚え、社会問題に関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。主におじさん週刊誌を紹介しますが、柔らかくしているのでちびっ子も安心です。月曜・火曜・木曜に更新予定です。

週刊誌時評『週刊現代』(8/9)

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今日は『週刊現代』。主な記事はこちら。

①同席した女性が赤裸々に証言! 『嵐』大野智「大麻で3P」
②憤激!財務省が震え上がった「暴露本」の中身
③北京五輪直前 メダル候補たちのマル秘エピソード一挙公開!
④おじさんは白馬に乗って 崖の上の宮崎駿
⑤こちら週刊現代突撃班 ニッポンのODA

今号は①が目玉でネットのニュースでもかなり流れてた。嵐のリーダーってのが、大野っていう名前であることと、こんな顔していることも初めて知ったな。ま、詳しくは書かないけど、この目がヤバイことだけはたしかですわ。

②は、講談社で『官僚との死闘七〇〇日』って本が出ると。これが元安倍首相のブレーンで官僚と喧々諤々やっており、そのときのことをすべて暴露するので、官僚が大慌てで、詳細は本を読んでね――という記事。正直あまりそそられないけど、評判よかったら読も。こういうのって、事実のセンセーショナルさだけだと売れないと思う。『反転』のように葛藤があって、きっちり物語してないとなぁ。

③は、細かいネタたくさんだけど、あんまり面白くないなー。オリンピック選手って、別に個々人のキャラがそんなに立っているわけでもないから、事前のこういったあおり記事って概してツマラナイ。テレビで全部消化できちゃうネタの最たるもんだと思います。

④は高橋源一郎のコラム。宮崎駿の大ファンである彼が『崖の上のポニョ』を2歳から宮崎アニメが好きな4歳児と観てきた感想を書いておられる。「お話などほとんど理解できない2歳児が、繰り返し『トトロ』や『ナウシカ』を見たのは、トトロの森や風の谷に行きたかったからだ。行ったことなどなくても、そこが真に懐かしい場所であることを幼児は本能で知っているのである。そして、崖の上に、そんな懐かしい『場所』をタカハシさんはみつけることができなかった」。ふむ。場所論か。そういう考えもありですな。

⑤は、週刊現代が連載でやっている漫画で難しい世相を解説しちゃうよ記事。いつもこれ読んでるんだけど、漫画で解説しているわりには、さっぱり簡単になってない。やろうとしていることはアリだけど、いかんせんセンスがないですわ。これ。ちゃんとしたライター雇って、もう一度リスタートしたほうがいいと思うなー。これ。

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