週刊誌時評

ここでは週刊誌から話題の情報をピックアップしてご紹介します。みなさんが週刊誌に親しみを覚え、社会問題に関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。主におじさん週刊誌を紹介しますが、柔らかくしているのでちびっ子も安心です。月曜・火曜・木曜に更新予定です。

週刊誌時評『AERA』(9/1)

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今日は『AERA』。主な記事はこちらー。

①上野育てた「2人の母」悲願金メダル、ソフトボールのエース
②ゲームのさせ方で格差再生産DS持たせるか 親の深き悩み
③「地頭力」ブームに翻弄される受験母「天才」でも「高偏差値」でもない
④地価「暴落駅」東西ランキング「プチバブル」崩壊の波が洗う
⑤FILM藤原帰一[映画の記憶]「セックス・アンド・ザ・シティ」

①は五輪ネタ。今週の各誌は五輪回顧企画がずらずらー。結果はみんなが知っているところだから、裏話をどう展開しようか――という感じになっております。んで『AERA』はいろいろやっているけど、ソフトの上野さんに注目。働く女性応援雑誌としては、外せない人選だよね。個人的には、このソフトと男子のリレー。あと柔道・谷本さんの赤ん坊のような笑顔がよかったです。

②と③は教育に関する記事。子育てに関わっていない人にとっては瑣末な問題に思えても、悩んでいる人にとっては深刻な問題かもなー。ただ、②のDSの問題とかって、別にDSに限らず昔も同じような話はあったわけでねぇ。んで、こういった問題を解決するには、ゲームよりもパパのほうが面白いぞ!って思わせるっきゃないね! 深刻に考えるよりはポジティブに行きましょう~って思う。よっしゃやるかー! こういったところに着眼して「DSより面白いパパになる本」なんてのをいつか作ろうと決めました。はい。

④は、別に地価には興味がないけど、こういった地図を使ったネタが週刊誌の定番ネタなのでご紹介。地価下落ランキングとか犯罪発生MAPとか、こういった23区をひとつの指標で切り取ってマッピングする企画というのは、永遠の定番だし、訴求力がずっとあるね。この地図を使うというので、別の視点があれば、新しいヒット企画が生まれると思うなー。

⑤は、なんとなく読んだ巻末のカルチャー記事ですが、原稿が上手だったので、クリッピング。藤原帰一さんという東大の教授が「セックス・アンド・ザ・シティ」なる門外漢の映画を見て「なんか面白かったけど、その理由ってナンダロ?」って考察するショートレビューを書いている。詳細は省くけど上手い原稿。なぜ上手いかといえば、対象と距離があるからですね。こういうのってすごく好きな人が書くと、一般の人にとっては温度差があって意味がわからないからな。だから、実は雑誌のカルチャーページって、その道の専門家が書かないほうがよかったりするんですよね。これ大切な観点だと思ってますー。

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