週刊誌時評

ここでは週刊誌から話題の情報をピックアップしてご紹介します。みなさんが週刊誌に親しみを覚え、社会問題に関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。主におじさん週刊誌を紹介しますが、柔らかくしているのでちびっ子も安心です。月曜・火曜・木曜に更新予定です。

週刊誌時評『週刊プレイボーイ』(9/1)

yasu.jpg

1週間ぶりの更新は『週プレ』で。『週プレ』は表紙の画像がうまく落とせないので、表紙に出てた「安めぐみ」さんで代用ねー。主な記事は以下。

①「ロードサイド・ビジネス」の断末魔が聞こえる!
②自動車ディーラー「超美人セールスレディー」ぶちまけ座談会
③犬飼基昭(日本サッカー協会・新会長)「お手本はスペイン。日本の減点主義サッカーをブチ壊す!」
④上杉隆の新・東京脱力新聞
⑤カジノ襲来で、パチンコのギャンブル王座転落が始まる!?

①は、街道沿いにあるファミレスや回転寿司なんかが、昨今のガソリン高騰で閑古鳥状態という記事。提起する問題としては興味深いんだけど、掘り下げがあまりに浅いのぉ。いろんな場所に行って「ガラガラだー」とやっているだけで、そこから一歩掘り下げて、対処法やなぜ街道沿いにこういったカルチャーができたのかとか、そのあたりを調べて書いて欲しい。これじゃただ騒いでいるだけだ。個人的には、こういったアメリカ発の大味なチェーン展開は嫌いだけど、その場所が空いていることもまた事実。何か地域と密着したいい解決法やビジネスが生まれるといいよなぁ。

②は①とも絡むけど、クルマが全然売れないからセールスレディも大変というお話。今、若者がデートにクルマを使うって時代でもないからねぇ。それで常々思っているんだけど、なんで建売住宅って、必ず駐車場が付いてるのかね。都心の建売も必ず付いてるけど、要らない人もいるんじゃない? 僕とかな。

③は川渕さんに代わって日本サッカー協会の会長になった犬飼さんのインタビュー。「現状では代表人気の低迷は当然」として、その理由は「今まではチケットを売る努力をしなくても『試合をやります』というだけで売れたから」とされておる。ま、興業の努力をしてなかったからそのノウハウがないわけですな。ま、そういった興業努力もしてもらいたいけど、代表に入ったら選手がグレードアップしてくるってのが、ファンもクラブも一番望むところのような気がする。グレードアップして帰ってきてくれ。代表選手よ。

④は、上杉さんの政局コラム。太田農水大臣の「消費者がやかましい」発言を取り上げてておられてるんですが、この人ってスーフリが問題視されていたとき「集団レイプするくらいのほうが元気があっていい」って言った人だったのね。知らんかった。この2連発は、もう大衆をそういう風に見ている人ですよ。ま、個人的には、みんながみんな大衆目線である必要はないとは思うけど、もうちょっと気を遣うとかできんのか、このおっちゃん。

⑤は、カジノ法が成立される見通しが強くってパチンコ業界が戦々恐々というお話。パチンコは昔、本を作ったこともあるしいろいろ思うところはあるけど、カジノができてパチンコがフェードアウトするってことで、いいんじゃないかと最近は思っております。パチンコを含めたギャンブルって全部そうだと思うけど、ちょっとアングラという存在認識があるがゆえに、グレーゾーンというのは認められていたんだと思う。パチンコの換金はグレーもなにも黒だけど、これをお目こぼしするのは、一般社会とちょっと距離を置いていたからなんじゃないかなー。それがいまやテレビでバンバンCMうってるし、もうグレーな言い訳できない状況でしょ。あんなアニメのキャラクターとかをモチーフにした台のCMを普通の地上波で流して「未成年はやっちゃダメ」っておかしいもんな。あと、やっぱりグレー感がなくなったから、本質的な面白さもなくなっているしね。ま、カジノ作ってしっかり税金取って、そこの治安面もしっかりとやっていくのが一番だよな。

トラックバック(0)

この記事に対するトラックバックURL: https://sugoblog.com/mt/mt-tb.cgi/377

コメントする