週刊誌時評
ここでは週刊誌から話題の情報をピックアップしてご紹介します。みなさんが週刊誌に親しみを覚え、社会問題に関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。主におじさん週刊誌を紹介しますが、柔らかくしているのでちびっ子も安心です。月曜・火曜・木曜に更新予定です。
週刊誌時評『週刊SPA!』(9/16)
今日は『SPA!』。主な記事はこちら。
①この現実を直視せよ!30代の近未来[最悪のシナリオ]17連発
②[出会いの現場]勝者の法則
③ニュースバカ一代
④これでいいのだ!
⑤ドン・キホーテのピアス
今号のメイン4Cは①と②。①は「消費税が17%になって小遣いは2万に!」なんてシナリオがずらずら紹介されている。どうせやるならポジティブバージョンにすりゃいいのにね。でもこういったネガティブファクターのものが売れるから不思議なもんだ。②は出会い。今号は他にも「「女子大生&OL200人調査 20代♀の[フツーのセックスがわからない]白書」とか「金髪メディアの現状」を紹介したりもしてて、あっち方面のネタも豊富なので、好きな人は買いですよ。
③は勝谷誠彦さんのコラム。今の政党を選択する構造を面白い比喩で書いてた。「私はよく自民党を『信用できない男』、民主党を『頼りない男』にたとえてきた。誰しも女性のつもりになってもらって『このどちらかを選ばなくてはいけないならどうしますか?』と聞いてきた」。なるほど(笑)。「頼りない男」が、「頼りなさそうに見えるけど誠実で実行力がある」ってことならいいんだけど、どうなんかな。
④の坪内&福田対談でも政局について。中で麻生さんは公明党を切るという噂があるという話をしておられた。「公明党を切って解散・総選挙して、政権取れないなら取れないでしょうがないから、とりあえず公明党にゴチャゴチャ言われるのはもうイヤだ」と思っているとかいないとか。ふーむ。これはわかりやすい。こういうわかりやすいのは惹かれます。
⑤は、鴻上さんのコラム。「世間」と「社会」について書いておられていい感じ。「世間」とはあなたのことを知っている集団。「社会」とはあなたのことを知らない集団。「社会」に向けて発信するなら、きちんとした長文を書かなくてはいけない。でも多くの人は「世間」に向けて文章を書いてる―ー。ブログ論の根幹をなすいい評論で、興味のある人は読んでもらいたい。ちなみに「この話、そのうち、もうちょっと詳しく書いて本にします」とある。読んでみたい。この論理に目をつけて書籍化を打診した編集者は偉いと思ったですよ!
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