フモフモコラム

「自分が面白いと思ったことを素直に書いているだけです。おっぱいの話が頻出するのは、僕の性癖のせいですね」
スポーツ見るもの語る者~フモフモコラム http://blog.livedoor.jp/vitaminw/

フモフモコラム インタビュー (2/5)

「初期の記事は今よりも、内容も文章も気取っています。『Number』に憧れるダメな人みたいな匂いがするかと。ただ、そういう気取ったスタイルは疲れてしまったので、開設から1年くらい経った頃には、テキトーな感じに落ち着きました。書く内容は、当初からスポーツに関しては全ジャンル書いていますが、やはりサッカー関連が多いですね。編集長も日本代表のユニフォームを着るほどのファンですから、ほかの競技よりも気になる度は圧倒的に高いです」

 このようにスタイル変更をしてきた『フモフモコラム』だが、その理由は、ここで語られている「疲れてしまった」というのが、すべてではないようだ。それは「記事を書くうえで心がけていること」という問いへのお答えからも読み取れる。

「自分が面白いと思ったこと、言いたくなったことを素直に書くことを心がけて書いています。カッコつけようとか、正論吐こうとか、叩かれないようにとか、そういう意識を持つと書いていて面白くなくなってしまうので」

では、そんな言いたいことを素直に書いたフモフモさんのコラムをいくつかご紹介していこう。

星野JAPANありがとう!君たちのことは忘れない!
「金メダルしかいらない」...シドニー・アテネとプロ参加の中で結果を残せなかったという事実に、恐怖心など微塵も覚えない指揮官の一言を聞いて、「星野JAPANはやってくれそうだ」と思ったのも遠い昔。予想を遥かに上回る頑張りで、星野JAPANは野球最後の五輪を堂々4位で終えました。予選リーグを含めた9戦で4勝5敗という成績は、日本プロ野球の歴史に燦然と輝く大記録。「4つも勝てた」「キューバには1度しか負けていない」という事実を噛み締め、僕たちの誇りとしていきたいと思います。《中略》ということで、日本の誇りを示してくれた彼らひとりひとりにお礼の言葉を贈り、今大会の活躍を機会に日本プロ野球界の星となってもらえるよう、今後の成長を心から祈りたいと思います。

これは08年の8月24日「ありがとう星野JAPAN!最後の五輪で有終の美を飾る4位獲得の巻。」の冒頭部。北京五輪での星野JAPANの惨敗ぶりは、みなさんの記憶にも新しいところだろうが、『フモフモコラム』では、このような前フリから選手とコーチ各人に対してこと細かな心温まるメッセージが送られていた。全部はとても紹介できないけど、田淵打撃コーチに送られた言葉を紹介しておこう。

田淵幸一打撃コーチは、星野JAPANの強力打線を組み上げた大功労者。田淵氏の日本プロ野球界への最大の功績といえば、「田淵氏が死球を食らって死にそうになったことを契機にヘルメットに耳あてがついた」ことですが、今回の貢献はそれをも上回るもの。来年のWBCに向け「飲み友達ではなく打撃コーチをチームに入れる」という教訓を得たことは、日本プロ野球の財産です。ホテルの屋上から一気に星になれ!

こうやって紹介してみると、この『フモフモコラム』の原稿はとても長い。短い文章こそが読まれるというネットにおける文章セオリーとは対極にあると言ってもいいだろう。

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